2016年11月1日火曜日

【津波訴訟】学校が全面的に責任を負うのは、どうなん?③

(続き)

市に続いて、県も控訴を決めたらしい。

ご遺族の心情とは裏腹に、行政がなぜ控訴するのか?

それは、万一の時に、行政が何処まで責任を負わなければならないのか?
そういうコンセンサスなしに、判例として、行政の責任を認めることを嫌ったのではないか?

これから日本は、確実に大震災・大津波がやってくる。

もしそのとき、行政が子ども達や市民の命を全面的に補償しなければならないことになるのか?

今回は小学校だったが、例えば保育所をはじめ、市役所とか市民病院とか、公の機関に所用のある市民もいるはず。もしそのとき津波が起こったら、もしそのせいで犠牲者が出たら、誰が責任をとるのか?

おそらく行政は責任を負いきれないと思う。

もし本当に責任を追及されるなら、そんな職場には赴任したくない・・・という職員も出てくるに違いない。

件の小学校でも、もし学校に責任が問われるなら、津波が来るような学校には赴任したくない・・・という先生も出てくるはず。

行政はそういう事態を想定したのではないかと(ひろし)は思う。

日本に絶対に安全な場所なんかない。

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