2013年12月17日火曜日

最悪のシナリオ~日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。中国の防空識別圏問題③

中国の防空識別圏問題


最悪のシナリオ~日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。③


(つづき)

皆さんも、想像してみて下さい。

もし中国が警告通り、
民間機を撃墜したとして、
日本政府はどういう対応が取れるでしょうか?

おそらく、“非難の声明”を出すことくらいしかできないと思います。

アメリカも、中国を攻撃するところまではしない(出来ない)と思います。


中国も、そのことは理解しているに違いありません。
そのことを見越して、敢えて防空識別圏を設定したはずです。

ですから、
日本政府は、
メンツや正義にとらわれることなく、
中国に飛行計画を提出することを認め、
そのことを公表するべきです。

仮に飛行計画を提出したとしても、
民間機撃墜の可能性がゼロになったわけではありません。

が、今できる最善は、飛行計画を提出することしかないと思います。
(万一の事態には、政府・国交省の責任論を多少でも回避できます。)


中国は、今後も、力による世界進出をもくろんでくるはずです。
今回の防空識別圏の問題は、
その端緒にしか過ぎません。

日本はそのことに、早く気づくべきです。
そしてその対策を急ぐべきです。

(おわり)

最悪のシナリオ~日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。中国の防空識別圏問題②

中国の防空識別圏問題

最悪のシナリオ~日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。②


(つづき)

そもそも、国際政治は、
ルールがあって、ないようなものだ。

日本が、いくら自分らの正義(流儀)を主張しても、
国際政治では、いまだに“力”による支配が実効している。

これは、残念ながら、
アメリカ自身が“力”による支配を実践しているからに他ならない。

そういう姿を、中国も学習している。

北朝鮮が核を持つ動機も、
まさにそこにある。

そういう国際舞台において、
日本がいくら国際法を盾に正義を主張しても、
北朝鮮の核の廃棄すら出来ない現状で、

「国際法上」うんぬん・・・と言う主張も、全く意味を持たない。

そういう国際政治の現状を正視しているアメリカ政府は、
民間航空機の飛行計画を、中国に提出することを容認した。

これは、中国が民間航空機を撃墜する可能性があることを、
アメリカ政府が認めたことに他ならない。

それに対して、日本政府は、
いまだに飛行計画の提出に、難色を示している。

日本は、いまだに“武士道”が国際政治の舞台で
役に立つと思っているのだ。

しかし国際政治とは、
いかに日本が立派な日本刀で正々堂々と立ち向かったとしても、
機関銃には勝てない。

(ひろし)は、
日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。
と書いた。

当然ながら、そんなことは起こってほしくないし、
中国の冷静な対応を望みたいのは山々だ。

しかし中国の、
今後の世界進出のもくろみから考えると、

私は、その可能性は十分にあると考える。

(つづく)


最悪のシナリオ~日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。中国の防空識別圏問題①

中国の防空識別圏問題

最悪のシナリオ~日本の民間航空機が撃墜される可能性がある。①

中国が唐突に防空識別圏を設定したことで、
世界中が慌てふためいた。

中国にしてみれば
“してやったり”というところでしょう。

この問題について、
各国の対応がばらついているみたいですが、

(ふくやまひろし)は、
日本の対応について、
述べてみたい。

まず最初に、中国が防空識別圏を設定したことを、
日本をはじめ各国が懸念の意を表明した。

しかし、日本をはじめ各国がいくら懸念の意を表明しようと、
中国が一度設定した防空識別圏を撤回することは考えられない。

そもそも、各国が主張する
“「力による一方的な」防空識別圏の設定は認められない。”
という反論自体、すでに意味をなしていない。

中国からすると、
“じゃあ、話し合いをしたら、認めてくれるのか?”
ということになろう。

報道によると、
中国は今までも、防空識別圏を設定することを
話し合いで解決しようとしてきた。

しかし各国は、それを無視してきた。

そういうフラストレーションが、
今回、中国にこういう行動を起こさせた。

なので、中国にとっては、
防空識別圏の設定は、
“権利”との主張は、正しいのだ。

(つづく)


2013年11月17日日曜日

皇后陛下は、日本に「民権意識」が根付くことを願われていらっしゃる。

山本議員の動向をネットで調べているうちに、
宮内庁のHP内にある皇后陛下の以下の文章がたまたま目に入りました。

これを読む限り、皇后陛下は、日本国民の中に、「民権意識」が根付くことを願っておられるように感じられました。

皆さんは、どのように思われますか?


皇后陛下お誕生日に際し(平成25年)
宮内記者会の質問に対する文書ご回答
(一部抜粋引用)
5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。
(引用以上)


「皇后陛下お誕生日に際し(平成25年)宮内記者会の質問に対する文書ご回答」の全文はこちら
(宮内庁のHPに移動します)


(ふくやまひろし)

2013年11月16日土曜日

新聞社はお金のために、 魂を権力に売り渡した。

以下のメルマガは、田原総一朗氏が発行しているメルマガのコピーです。
タイトルは、

【田原総一朗】改めて言う!特定秘密保護法案をめぐる「危ない空気」とは?

となっています。

まずはこちらをお読みください。

(以下のメルマガは、田原総一朗氏の許可なく掲載させて頂いております。
もし、削除の要請があれば、即座に削除させて頂きます。)


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 ■□■□■□■□■□田原総一朗公式メールマガジン■□■□■□■□■□
                                                          2013.11.15
                http://www.taharasoichiro.com

              バックナンバーはコチラからご覧になれます。
               ⇒ http://www.taharasoichiro.com/cms/
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田原総一朗です。

11月11日、僕は鳥越俊太郎さん、岸井成格さん、
田勢康弘さんら、テレビキャスターの仲間たちと
記者会見を開いた。
特定秘密保護法案への反対を表明したのだ。
10月25日号のメルマガでも
特定秘密保護法案について一度書いたのだが、
改めてその危険性を訴えたい。


正直、僕はこんなアブナい法案は、
通らないのではないかと思っていた。
ところが野党の反対もほとんどない。
このままいけば、可決することに
なってしまうだろう。
だが、僕が何より怖いと
思っていることがある。
重苦しい空気が、日本中に
蔓延し始めているということだ。

今回、記者会見を開くに当たり、
僕たちは多くのジャーナリストに
声をかけた。
ところが、10人以上から、
「まったく同意見だし、加わりたいのだが、
自分の名前を出すことは勘弁してくれ」
という返事がきたのだ。

誰もが自由に発言し議論を戦わせ、
そのうえで物事を決めていく。
これが民主主義の根幹であろう。
ところが、特定秘密保護法案への反対表明が、
怖くてできないというメディアの人間が、
僕の周りだけでも、これだけいるのだ。

実は僕たちは、2002年にも
いわゆる「メディア規制三法」への
反対声明を出している。
やはり仲間たちに声をかけた。
そのときは、名前を出せない
と言う者はいなかった。
ところが、今回はまったく雰囲気が違うのだ。
いったい、この「空気」は何なのか。


もうひとつ、怖ろしいと感じることがある。
僕たちの記者会見を、毎日新聞、東京新聞、
そして朝日新聞が記事にしている。
だが、読売新聞、日経新聞、
産経新聞は報じていないのだ。

それぞれの新聞が、どういう立場を
とるかは自由だ。
そもそもメディアが中立的立場を
とるのは無理だ、と僕は思っている。
だが、どのような立場にせよ、
メディアを名乗るならば、
賛成と反対双方を取材して、
十分に議論を戦わせるという姿勢が、
最低限必要なのではないか。
原発の問題にも言えることだが、
反対の意見をまったく報じようとしない。

このようなメディアの姿勢が、
重苦しい空気を生み出し、
日本中に蔓延させているのだと僕は思う。
特定秘密保護法案が通れば、
この重苦しさが、さらに増すのは
間違いないだろう。


この法案の問題点は、以前にも述べた。
まず対象となる「防衛」「外交」
「スパイ活動」「テロ」の4分野が、
きわめてあいまいなことだ。
そして、秘密指定の期間の30年も、
その時点での内閣が承認すれば、
自動延長できるというのも問題だ。
永久に「特定秘密」とされる可能性も
あるのだ。

だが何よりも問題なのは、
「特定秘密」の妥当性を
誰もチェックできないということだ。
「特定秘密」を指定するのは行政機関だが、
その判断をチェックする機能を持つ組織がない。
アメリカにも同様の法律がある。
最高刑も死刑と重い。
一方、秘密の指定についてのチェック機関として、
独立した委員会が2つ存在している。
当然、日本もチェック機能を持つ組織を
作るべきなのだ。


特定秘密保護法案には、いくつも
危うい問題点がある。
だが、これを指摘する報道は
なかなか見られない。
恣意的なのか、忘れられたのかわからない。
なぜこのような大事な点が
抜け落ちた法案になってしまったのか。
今こそ徹底した議論が必要だ。
声を大にして訴えなければならないと
僕は思っている。

~~(以上、メルマガのコピー)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この中で、田原氏は、

今の日本の「危ない空気」「重苦しい空気」の原因は、
「メディア(新聞社)の姿勢だ」

と結論づけている。

日本の新聞が、御用新聞だと言われている。

これは、戦中からづっと続いている。
戦後も、実は根っこの部分では、変わっていない。

それがはっきりとした形で現れたのが、
福島第一原発の事故の報道である。


なぜ新聞社は御用新聞化するのか?

それは、簡単に言うと、お金儲けのためだと、ボクは思う。

今、紙の新聞紙は、購読者数が段々と減ってきている。
しかも、少子化社会で、日本の人口がこの先段々と減ってくるとなると、
新聞の発行部数は、なかなか回復する目がない。

そこで新聞社が考えた生き残り作戦が、

NIEである。

学校で、新聞を使ってもらおうというキャンペーンだ。

そのために、

政府・文科省の批判記事は書かなくなった。

さらに

②今般の消費税の増税に際して、
新聞を除外してもらおうという魂胆だ。


これらの生き残り作戦を成功させようと思うと、
政府の批判はできない。

新聞社自ら、
権力に利用されることを選択したのだ。

たったそれだけのことだと、僕は思う。

新聞社はお金のために、
魂を権力に売り渡したのだ。

と、ボクは思う。

2013年11月15日金曜日

この報道の真実は・・・??~"陛下、山本太郎議員案じる"

陛下、山本太郎議員案じる


宮内庁の風岡典之長官は14日の定例記者会見で、秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡した山本太郎参院議員について、刃物が入った封筒が同議員宛てに届いたとの新聞記事を見た陛下が心配されていることを明らかにした。(2013/11/14-19:20)
~以上、時事ドットコムより引用~


現段階では、
以上の記事が、ネットで流れています。

この記事を見る限り、天皇陛下が、
山本氏に対して、ご心配のお気持ちをもたれていることはわかりました。


しかし、
悪の根源である加害者=「刃物が入った封筒」を送りつけた張本人に対するお怒りのお言葉はなかったのでしょうか?

天皇陛下は何も仰らなかったのでしょうか?

それとも、天皇陛下は何か仰ったのに、宮内庁が発表されなかったのでしょうか?

それとも、報道機関が省略したのでしょうか?

今後の報道を期待したいと思います。

2013年11月12日火曜日

山本太郎議員の処遇と国会の二院制の存在意義

山本太郎氏の行動が、
二院制の"存在意義"の話にまで発展しています。



山本太郎氏の軽率行動から考える 参議院の歴史的価値と二院制の意義


二院制の存在意義を議論するのであれば、
衆議院と参議院の選出の方法=選挙制度を変えるのが最も簡単だと思います。

  ↓  ↓  ↓

首相は「公選制」、議員 は「全国1区の比例代表制 」がいいと思う。

 ↑ こちらでは、一院制と二院制の議論はしていませんが、
(ひろし)的には、一院制で問題は無いと思う。

その理由は、
地方自治体は、一院制で十分機能しているから。


しかし、国政の場合、議会のあり方は、
憲法で規定されているので、

今の二院制を一院制に変更するには、
憲法を改正しなければなりません。


※ 憲法第四十二条  国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する。  


そこで、現在の二院制を前提にするなら、


●衆議院=小選挙区制を基本とする。
●参議院=比例代表制(全国一区)

という制度が望ましいと思う。

ただ、選挙の制度は、
絶対に正しい方法というのはあり得ないので、

その都度、議論しながら、
国民の多くの人が受け入れられる方法を
長い年月をかけて
模索するしかないと思う。


それで、
山本議員の処遇の件ですが、
この問題は、マスコミが騒げば騒ぐほど、
山本氏を"宣伝"する結果となると思う。

国会としても、
法令で除名などが出来ないなら、
今回は静観しておいた方が賢いと思う。

私も、脱原発を願う国民の一人として、
山本氏の活躍を期待したいところですが、
彼の未熟さ故に、彼が自滅することを心配しています。

いろんな意味で、
骨太で賢い議員に成長して頂きたいと思います。


※ いずれにしても、首相の選出方法や議会のあり方は、
憲法改正が避けて通れませんので、
この部分をよくよく議論し、
いずれかの時点で憲法改正も視野に入れておくことが、
必要な時期に来ていると思います。


食材の偽装?だけがそんなに悪いのか?~違法大国日本?

食材の偽装?誤表示?がマスコミで取り上げられています。
 この問題が、日本人の"おもてなし"の精神に反するのではないか? 

との論調も出ているみたいですね。 

しかし、レストランなどで提供される食事の材料(食材)の表示については、 
明確なルールがないそうです。 

ということは、問題の本質は、 
"法制化"を怠ってきた政治にあると言うことです。 

規範意識が高いと言われている日本人も、 
実は、見つからないところでは、 多くのルール違反をしています。
 (又は、黙認しています。) 

 サービス残業、 
クルマのスピード違反、 
クルマの燃費表示、 
など。 

 見つからなければ、 捕まらなければ、 
多少の法令違反やルール違反は、かまわないという風潮があるのも、 
残念ながら事実だと思う。 

これらは、今の段階で、あまり問題視されていないので、 
食材だけがスケープゴートにされているように見受けられます。 

確かに食材の偽装?誤表示?は悪い。 
これを機にキチンと法制化をして、消費者庁に頑張ってもらうしかありません。

 しかし、食材以外の分野でも、 まだまだ表面化していない問題もあるに違いありません。
 消費者庁が中心となって、 食材・食品の適正は表示がおこなわれるよう、 監視を続けて欲しい。

2013年11月5日火曜日

皇室が"開かれた皇室"を演出する以上、 国民(議員も含む)からの不適切な行動は、 排除できない・・・?

今回の山本太郎議員の行動が、物議を醸しています。

国会としても、彼の処遇をどうするかは、
なかなか、頭の痛い問題のようです。

といいますのも、
今回の問題を機にネットで調べてみますと、
過去にも似たような問題
つまり、国会議員による皇室への不適切な行動は、
かなりあるようです。
しかも、そのいずれも、処罰にまでは発展していないようです。

つまり、
皇室が"開かれた皇室"を演出する以上、
国民(議員も含む)からの不適切な行動は、
排除できないからなのではないでしょうか。

仮に、不適切な行動を排除すべく、
何らかの法令を整備したとして、

それは逆に、"開かれた皇室"というスタンスから外れるのではないか・・・

という矛盾にぶち当たるのではないでしょうか。

そこら辺を、
どこに線引き(=法制化)をするのかしないのか?

そういう議論が国民の中に必要なような気がします。


大変に残念だった、山本太郎議員の行動。②~問題の本質とは?

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。


2013年11月4日月曜日

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。②~問題の本質とは?

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。



先日の、"手紙"行為以来、
山本太郎議員に関する話題が尽きない。

「議員辞職」なる言葉まで出てきている。

では、そもそも、
"天皇陛下に手紙を渡す行為"が、どの程度"悪"なのかを、
国民ひとり一人が、きちんと認識する必要がある。

しかしながら、
"天皇陛下に手紙を渡す行為"が、どの程度"悪"なのかを、
判断する基準がない。
つまり、その行為を咎める法令がないということ。

今の日本は、一応は法治国家と呼ばれているので、
国民を処罰する根拠は、"法令"に照らして行うべきだと思う。

もし、今回の山本太郎議員の行為を処罰する法令がないなら、
現段階では、これ以上国会で取り上げるべきではない。

(もしそういう法令をご存知の方がおられましたら、教えていただければ幸いです)

では、
今回の山本太郎議員のような行為を、
今後、容認していいのでしょうか?


そのもっとも決め手となるのは、
皇室自身がどう考えているか?だと思う。

そもそも、天皇陛下も、
手紙をはじめ、国民からの贈り物を受け取ることを、
どう思っておられるのでしょうか?

「モノ」ならいいのか?いけないのか?
「手紙」ならいいのか?いけないのか?
「カネ」ならいいのか?いけないのか?

それとも、
一切のモノを受け取らないのか?

そういう基準を、
国民にキチンと示すべきだと思う。

(そういう基準が既にあることをご存知の方がおられましたら、
教えていただければ幸いです。)

そういう基準がよくわからないから、
「天皇」という制度がある以上、
国民としては、何らかの「思い」(例えば山本議員のような行為者)が出てくるのは
やむを得ないと思う。

天皇陛下が、国民の一部の人を身近に招いて、
直接に接触するような行事(園遊会など)を計画する以上、
様々なリスクを想定しているはず。

最も最悪なのは、
天皇陛下に危害を加える行為だろう。

しかしさすがに、
刃物や爆弾の類は、園遊会などの行事には、
チェックされているに違いない。

それなら、「手紙」はチェックしなかったのか?

おそらく、チェックしなかったから、今回のような問題が起こったにちがいない。

ならば、今回山本議員が渡したモノが、
「カネ」だったら、どうだったのだろう?

これほど問題になっていただろうか?


(例えば、)
------------------------------
「敬愛する天皇陛下に、是非使って頂きたいので受け取ってください」

と言って、「おカネ」を渡す。

(あるいは、身につけていたスカーフやハンカチ、
はたまた、ダイヤや純金の指輪や
イヤリングのようなモノを渡す。などなど。)
------------------------------


しかし実際に、天皇陛下がアノ場面で
「カネ」(や、それ以外のモノ)を受け取ったとしても、
それは、スルーされて、送り主に返還されて終わる話だと思う。

ということは、
今回天皇陛下が受け取った山本議員の「手紙」も、
開封することなく、
そのままスルーして、山本議員に返して、
話は終わりではないでしょうか?


■問題の核心は、【議員】全員の職務怠慢

もし、天皇陛下に「手紙」を渡す行為が、
天皇陛下に危害を加える行為と同等か、
それに近いくらい"悪い"モノであるなら、

それは、キチンと法令で規定されて当然だと思う。

今回の行為を受けて、
そこら辺をきちんと"法制化"すべきとの議論が出るのが、
【国会議員】の仕事だ。

その議論をせずして、
つまり、【議員】としてのお仕事をそっちのけで、

一議員を"懲罰"するなどと言うのは、
【議員】の職務怠慢以外の何ものでもない。

幸いにも、今回の行為は、
天皇陛下に危害が加わるという性格のものではなかった。

ひとまずは安心ではある。

しかし、山本太郎議員の行為が、
そんなに悪いなら、

山本太郎議員の今回の行為を裁くのは、
国民か→(選挙)
裁判所→(法令)であるはずだ。

(ひろし)



2013年11月1日金曜日

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。


「山本太郎参院議員が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した」とのこと。




{脱原発}を願う(ふくやまひろし)としては、
彼の活動には、注目をしていました。
(注:全面的に支持をしていたわけではありません。)

彼の行動は、今までも、若干配慮に欠ける部分がありましたので、
少々不安を感じる面もありました。

そういう部分が、
今回、こういう形で現れたものとは思います。



【今回の行為の問題点】~(ふくやまひろし)の考察による。


〈行為の事実〉
天皇陛下に直接、手紙を渡した。


〈問題点〉

1,天皇陛下に直接手紙を渡してはいけないという法令があるのか?

あれば、その法律に照らして処遇すべき。
なければ、特段の処遇の必要はないと思う。

2,議員としての態度について。仮に、1,の法令がなかったとして)

〈疑問〉天皇陛下に自己の主張を述べることが、政治的に何らかの効果があると思い込んでいるのか?

←現、憲法下では、現天皇が国政に何の権限も持たないことは、議員であるなら、認識しておくべきと思う。

②今の民主社会で、政治的意思を実現できるのは、「世論」による。つまり、国民ひとり一人の政治的意思による。

③ということは、「脱原発」という政策を実現したいなら、国民ひとり一人の考え方を「脱原発」の方向へリードし、多数派を構築する必要がある。

④そのためには、議員は国民ひとり一人に対して、何らかの働きかけを、議員の資格を利用して行うべき。
(←天皇の意思で政治が動くようなことがあれば、その方が問題だ。)


〈考察〉

いくら自分の意見が正しかったとして、
それが少数派であったとしても、
一人の天皇に何かを働きかけて、
それを実現させようとすることは、
今の民主社会では認められないことだと思う。

逆の立場に立ってみればいい。

様々な国民が、様々な思想で生活している。
その国民みんなが天皇に手紙を渡すようなことがあったとして、
受け取った天皇はどう判断すればいいのでしょうか?

ということは、
山本氏がどんなに現状を憂えて、
自己の非力を実感していたとしても、
だからといって、天皇になにがしかの力添えを求めることは、
民主社会ではNGと言わざるを得ない。

今までの皇室関係の報道を見る限り、
天皇陛下が、原発事故・放射能の現状をご存じないとは考えられない。

むしろ、そういう現状を十分に承知した上で、
あえて、政治的発言をしていないと考えられる。

私も「脱原発」を願う国民の一人として、
現状は、非常に無力感を感じている。

しかし、「脱原発」は、
一朝一夕には実現できないものと思う。

その実現には、
国民(=人間)ひとり一人の意識の変革が欠かせないからだ。

従って、
例え時間がかかっても、
国民のひとり一人が「脱原発」の意識が確立するように、
情報発信をするしか、
道はないと思う。


今回の山本氏の行動について、議員の間で、「"処分"を求める」声も上がっているようだが、
(ひろし)的には、それは必要ないと思う。

このような彼の行動は、国民が判断(投票行動)すべきであって、
議員同士で云々するべきではないと思う。

2013年8月27日火曜日

首相は「公選制」、議員は「全国1区の比例代表制」がいいと思う。

♡今の日本は、どう見ても小党分立。

衆議院選挙で過半数の議席を取ったとしても、
国民の過半数の支持を得たとは言えない。

だから、首相(大統領)は、直接公選制で、
議員は全国1区の比例代表制(候補者の個人名を直接記入する)。

これで、首相(大統領)の下、
政策(法案)ごとに、
議員が賛否を投じるシステムが望ましいと思う。

皆さんはいかが思われますか?

2013年7月2日火曜日

改憲とTPP 。~日本人は一体何がやりたいのか??

改憲TPP


改憲を主張する政党が、TPP参加を主張する。

護憲を主張する政党が、TPP反対を主張する。


~日本人は一体何がやりたいのか??


(ふくやまひろし)

2013年7月1日月曜日

鳩山由紀夫氏の「尖閣発言問題」の根幹は・・・?②

《続き》

(2)「もう一度学んだ方がいいのではないか」について。


仮に、周氏と田中氏との「合意」が存在していたとしても、
今となってみれば、本当にそれで良かったのか??

との疑念は拭えません。

中国は日本との経済交流によって、
奇跡的に国力を回復しました。

そして、その国力は、
周辺諸国へ影響を及ぼす結果となりました。

ということは、
今、当時の合意を学んだとして、

それが、今から数年後・数十年後に、
日本だけの利益になる事はないはずです。

中国の国力に、
結局は周辺諸国は苦しめられる・・・

そういう繰り返しにしか
ならないような気がするのは、
(ひろし)一人だけでしょうか?


(ふくやまひろし)

鳩山由紀夫氏の「尖閣発言問題」の根幹は・・・?

鳩山氏「言ってない」けど行間から… 古巣も辟易した尖閣発言要旨

日中間の尖閣問題は、
なかなか治まる気配はありませんね。

鳩山氏のコメントが掲載されていましたので、
(ひろし)的に、解釈してみたいと思います。

-----------------------------------
(以下引用)
■鳩山氏の発言要旨は以下の通り
 (日本が尖閣を盗んだと思われても仕方がないとの発言は)していない。中国側がそういう判断をする可能性はあると申し上げた。
 日本は(1945年に)ポツダム宣言を受諾してカイロ宣言を守ることになった。カイロ宣言には台湾、澎湖島など清国からスチールした(盗んだ)ものは返しなさいと書いてある。「はい、わかりました」ということで日本はのんだ。
 中国側からすれば「台湾、澎湖島など」というのがあるから、「など」の中に何が入っているのかと考える可能性はある。日本は必ずしもそうは思っていない。ならば、まさにこれは係争の土地ではないかという議論は当然成り立つ。
 当時の周恩来首相と田中角栄首相が(72年に)暗黙の合意をした「棚上げ」というところに一回戻す。領土問題は存在する。係争地だから。今そんなことをやっているよりももっと大事なことがあるから、そのことを先にやろうと。後の世代に委ねようじゃないかという41年前の知恵だと思う。こういう知恵をもう一度学んだ方がいいのではないかということを申し上げた。
(以上引用)
-----------------------------------

1,「中国側がそういう判断をする可能性はあると申し上げた。」の部分について

(ひろし)
結局、この発言が、
「中国から見ると、『日本が盗んだ』という判断は存在する可能性はある」

→「中国が『日本が盗んだ』と主張しても、中国側からすると、問題は無い。」

そして、この発言を根拠に、
中国側が、
「日本が盗んだ」と主張し、

「鳩山氏も、これを支持している」と、
解釈したと認識した事を示している。


つまり、この類の発言の根幹は、
「尖閣諸島が自分の領土(日本)である事の認識がない」ことに起因している。

もし貴方が、
隣の住人と、敷地の境界を巡って、
係争になったとしたら・・・

こんな発言をするでしょうか?

おそらくしないと思います。

いろんな情報を集めて、
そこが、自分の土地である事を証明しようとするはずです。

もし鳩山氏の発言をしたら、

隣の住人は、
“それ見た事か・・・”
と、「そこはオレの土地だ」
と主張する事でしょう。

つまり、
領土の争いは、
「そこは、自分の土地だ。理由は、これこれだ・・・」
と、自分の主張を述べるだけでいいのです。

それに対して、相手が反論してきたら、
その反論に対して、さらに反論をすれば良いのです。

そういう主張を、
双方が述べあい、
第三者に判断を委ねるのが裁判です。

係争の当事者が、
相手の主張に理解を示す事は、
自分の利益にはなりません。


2,「こういう知恵をもう一度学んだ方がいいのではないかということを申し上げた。」の部分について。

(1)「こういう智恵」について。

「こういう智恵」とは、
周恩来氏と田中角栄氏が72年に合意したとされる、
「後の世代に委ねよう」という内容。

私は、この合意については、「存在していた」と認識していた。

しかし日本政府は、この合意は「存在していない」という前提らしい。

つまり、
「前提」が違うのだ。

と言う事は、
鳩山氏を批判する人は、
先ずこの前提があったのか、なかったのかを論じないと、

鳩山氏を批判する余り、
結局は、当時の自民党の首相であった
田中氏を批判する事にもなりかねないと思う。


(続く・・・)


(ふくやまひろし)

2013年6月5日水曜日

速度は出さない方が、事故の確率は少なくなる。⑤~(ひろし)の提案

(続き)

そこで私、(ふくやまひろし)は、

次の提案をしてみたいと思います。

【提案】

1,現在の設定の制限速度を、【安全速度】とし、安全運転の基準とする。

2,現在の制限速度プラス10km/h(路線によってはプラス20)を【規制速度】とする。

この速度を超えたら、取り締まりの対象とし、罰金など、ペナルティーを科す。

3,この場合の罰金・ペナルティーは、今より概ね2倍とする。


【つまり、】

【速度規制】を、ドライバーの実用速度に合わせ、
ドライバーが、より守りやすいように設定しなおし、
少しでも違反があれば、
今より厳しいペナルティーを科せられる。

そういう方針に転換する事が、
現実的だと思います。

これが実現しますと、
ドライバーの皆さんも、
制限速度を守るモチベーションが維持できますし、

取り締まる側の警察も、
取り締まる大義名分が立ちますし、

交通安全が推進される事は、
間違いないと思います。

もしそうなると、
クソ真面目な(ふくやまひろし)も、
もう少しスピードを出して、
公道を走れるようになると思います。

(終わり)

最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

感謝。

(ふくやまひろし)

(もう一度読む)

速度は出さない方が、事故の確率は少なくなる。④~取り締まりの現状は、“罰金を取るための取り締まり”

(続き)

しか~~~~~し、

真面目に制限速度を守っていると、

やはり、皆さんと同じように、

「何で日本の公道は、こんなに制限速度が低いのだろう・・・」

と疑問に思ってしまいます。

この疑問を抱き続けながら、
真面目に制限速度を守りながら運転していると、
ある事に気づきます。


「ああ、なるほど・・・

警察が取り締まりをしやすくするために、

(罰金を取りやすくするために)

わざと制限速度を低く設定しているんだ・・・・」



と、納得できます。

つまり、
法令を現実離れした低い水準(低い制限速度)に設定すれば、
ほとんどのクルマが、
制限速度を守らずに走行します。

つまり、
法令違反者を、大量に生産できるのです。

と言う事は、
取り締まる側からすれば、

“入れ食い”状態になるわけです。

法令違反者を、大量に放置しておいて、
(法令違反を常態化させておいて、)

いざ、
取り締まりの時には、
片っ端から捕まえる。

これを、

“取り締まりのための取り締まり”

=“罰金を取るための取り締まり”

と言うのでしょう。

この点については、
古屋公安委員長が言及した点が、
まさに的を射ているという事です。

では、
この点を解消するために、
具体的にどのような解決方法があるでしょうか?

この点について、
私、(ふくやまひろし)は、

次の提案をしてみたいと思います。

【提案】


(続く・・・)

速度は出さない方が、事故の確率は少なくなる。③~事故防止の第一歩は、マニュアルを守ること。

(つづき)

よく、原発も含め、
工場や遊園地、
エレベータなど、
さまざまな施設で事故が起こった時に、

「マニュアルが守られていなかった・・・」とか、
報道されます。

マニュアルが全てではありませんが、
まず、事故防止の第一歩はマニュアルからスタートすべきです。

クルマの運転も同じです。

クルマの運転のマニュアルは、
自動車学校・教習所で習っているはずです。

みんな、免許を持っている人は、
必ず、このマニュアルは知っているはずです。

その中に、「制限速度を守る」ことも入っているはずです。

それなのに、
なぜ、「守らなくてもいい・・・」という発想になるのでしょうか?

自動車学校・教習所で習った通りの運転をすると、
間違いなく事故は減ります。

貴方がもし、
事故を減らしたいなら、
あなた自身が、
習った通りの運転マニュアル・手順を守るべきです。

「周りが守っていないから・・・」

は、言い訳に過ぎません。

私は、
これを前提にすべきだと思います。

しか~~~~~し、

真面目に制限速度を守っていると、


(続く・・・)