駒大の吹奏楽部の学生が、2人も亡くなった。
「飛び込みは恒例行事だった」との発言もあるようだ。
この発言が本当だとすれば、
「止めよう」という意見は今まで出なかったのか?
という疑問が出てくる。
また、当事者も、
「危ないから止めよう・・」
とは思わなかったのか?
組織に所属すると、
その組織の習慣・しきたりに反対・拒否できない"力学"が働く。
この力学は、良い面と悪い面がある。
良い面とは、(部活などで言えば)
今までの自分の殻を破る外的な力となり、
自分だけの力ではどうしようもできなかった
秘めた力を引き出す事がある。
悪い面とは、
今回の死亡事故のように、
成果とは別に、重大な事故・事件・法令違反を
引き起こす事にもなりかねない。
わかりやすいと思う。
この事件も、世間ではずいぶんと「暴行事件」として騒がれたが、
なんと、このスクールを支援する会もあるようだ。
つまり、このような類の教育方針を支持する人たちが、
少なからず存在するということ。
こういう教育方針を支持する人たちに共通している考え方は、
「軍隊主義的」な行動様式を良しとしている事。
もっと言えば、
「昔は良かった・・・」と、
戦前・戦中の教育方針を懐かしむ方達だ。