2014年1月11日土曜日

子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?④

【炎上】ホリエモン、新幹線で泣く子供に対し「舌打ちもしょうがない」「睡眠薬飲ませればいい」と発言


最後に、
周りの大人達の対応について、考えてみたいと思います。

もしあなたが、
飛行機や新幹線に乗った時に、

隣(近く)の席で、
子どもさんが泣きじゃくっていたらどうしますか?

ゲロを吐いていたらどうしますか?


そんな時、

「何か、お手伝いできることはありませんか?」


と、ひとこと言うという選択肢は、
貴方にはありませんか?


みんなだれしも、
大変な世の中を生きています。

あなたも大変な思いをしていると思いますが、
周りの人も、みんな大変な思いをして生きています。

みんながお互いに、
相手をおもいやり、
優しい一言をかけることが出来れば、

私たちの社会は、
もっともっと、
ホッとする社会になれると思います。


そして最後に、
子どもさんが、小さければ小さいほど、
子どもさんにストレス(苦痛)がかかるような旅行は、
可能な限り避けた方が、

子どもさんのためだと思います。

もう一度、申し上げますが、この問題については、

「日本国民全体、世界全体で、
同じ意見になることはない」

ということです。


ヒジョ~~シキな人間、
キケンな人間は、
必ずどこかで出くわします。


もう一度、子どもさんの立場に立って考えてみて下さい。


(おわり)


子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?    



子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?③

【炎上】ホリエモン、新幹線で泣く子供に対し「舌打ちもしょうがない」「睡眠薬飲ませればいい」と発言

つぎに、
親御さんの対応について、考えてみたいと思います。

話をわかりやすくするために、
極端な例を出させて下さい。

【極端な例】【でも、実際にある例】

飛行機や新幹線での旅行。
何が原因でしょうか、、、
子どもが大泣きをはじめました。
ぎゃ~ぎゃ~
大声で泣きじゃくっています。

泣くだけでなく、
涙は流すは、
よだれはたらすは、
鼻水はたらすは・・・

セキはするは、

くしゃみはするは・・・

挙げ句の果てに、

ゲロを吐くは・・・・・

こうなったら、
あなたなら、
どうします??


つまり、
子どもを公共交通機関に乗せると言うことは、
同乗した人に対して、
少なからず、
ご迷惑をおかけすることになるのです。

こういう場面で、
「すみません」
と、ひとこと言うという選択肢は、
あなたにはありませんか?

これは、決して、
あなたが悪いことをしているから謝れという意味ではありません。

べつに、「すみません」と言うことを義務づけられているわけでもありません。

あなたの一言が、
周りの人を和ませることがあることを、
想像したことがありますか?

(つづく)


子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?    



子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?②

【炎上】ホリエモン、新幹線で泣く子供に対し「舌打ちもしょうがない」「睡眠薬飲ませればいい」と発言


それでは、
子どもが泣くことに対して、
どのような対策があるでしょうか?

まずは、

子どもの目線で、
旅行プランが適切であったかを再検討する必要があります。

飛行機、新幹線という手段が妥当だったか?

公共交通機関の場合、
よほどのことがない限り、
個人の都合で運行を中断することは出来ません。

ましてや飛行機や新幹線では、
ほぼ不可能です。

と言うことは、
飛行機や新幹線以外の手段は、
選択肢としてはなかったのかと言うことです。

もし、マイカーでの旅行だったら、
子どもが泣いても、
子どもの都合で、
クルマを止めて、
子どもの面倒を見ることができます。

(周りの人に対する迷惑も、ほとんどないと思います。)

さらに、

子どもが小さい時に、
子どもに極度のストレス(苦痛)がかかるような旅行が、
子どもにとって、本当に“いい”ことなのか?

という検討も必要です。

堀江氏が述べるように、

そもそも、帰省を取りやめるとか、
時期をずらすとか、
おじいちゃんおばあちゃんに来てもらうとか、

選択肢も、検討すべきでしょう。

それでも、
どうしても、どうしても、
ど~~~~~~~~~~~~~~~~~しても、

子どもを飛行機や新幹線に乗せざるを得ない時はどうするか?

その時には、
「睡眠薬」と言う選択肢は、

私は、「アリ」だと思います。


その理由はこちら

“もし、子供用の良い睡眠薬があるなら、選択肢の一つ”~さかもと未明さんにクレームされた、JALのケース


(つづく)


子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?    



子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?①

【炎上】ホリエモン、新幹線で泣く子供に対し「舌打ちもしょうがない」「睡眠薬飲ませればいい」と発言


公共交通機関で、子どもが泣くことに対して、
また、不毛な議論が展開されています。

先ずこの問題で最初に大事なことは、

「日本国民全体、世界全体で、
同じ意見になることはない」

ということです。

様々な人間が、様々な価値観をもって生きていますので、
色んな考え方があって当然だという前提が必要だと思います。

そのことを大前提として、
(ふくやまひろし)が、この問題に見解を述べます。

まず、こういう議論で必要なことは、

「自分の実践、経験を基準に意見を述べること」

が大事です。

子育てに限らず何事も、

経験したこともないくせに、
何かの本を読んだとか、
有名人の話を聞いたとかの
聞きかじりの知識だけで、

いっちょまえに意見を述べる人がいますが、

そういう人の発言は、
聞いていて、むかついてきます。

べき論や、理想論ばかりでは、
なんの参考にもなりません。


申し上げておきますが!!

(ふくやまひろし)は、元祖!!イクメンです。

“イクメン”という言葉が流行るずっと以前から、
子育てには、出来るだけ協力してきました。

出産にも立ち会いました。

今でも、子育てに出来るだけ協力しています。

(と、自分では思っています。)

そういう自分の経験を元に、
この問題について述べさせて頂きます。


まず、

子どもが泣くということは、
子どもが何らかの苦痛不快感を感じている

と言うことです。

親があやしたり、ミルクを飲ましたり、
様々な工夫をしても、
泣き止まないと言うことは、

子どもの苦痛が、尋常ではない

と言うことです。

まずは、そのことに思いを致さなければなりません。

【私の経験談】

私が一人で子守(1歳前くらいの時だったかなあ・・・)をしていた時のこと。

家の中ばかりでは、子どもも可哀想かなあ・・・と思い、

クルマで、ちょっとドライブがてら、公園に連れて行くことにしました。
片道20分くらいの距離です。

行きはよかったのですが、
公園で遊んでいる時に機嫌が悪くなってきたので、

急いで家に帰ることにしました。

しかし、帰りのクルマの中で、
泣くわ・・・泣くわの、大泣きでした。

はじめは、運転しながら、
助手席のチャイルドシートの子どもの手を握ったり、
頭をなでたり、
おもちゃを握らせたり、
おしゃぶりをくわえさせたり、

あらゆる手段を講じました。

しかし、一向に泣き止みませんでした。

しかたなく、クルマを止めて、
おむつを見ましたが、
うんちをしている様子はなく、
おしっこも、たいしてしていませんでした。

次に、
用意してきたミルクを飲ませようとしました。
しかしミルクもいやがって飲みませんでした。
そして、泣きつづけました。

次に、

チャイルドシートからおろし、
だっこしたり、
ゆすってみたり、
ちょっと歩いてみたり、

思いつく限りのことをやってみましたが、
結局、泣き止みませんでした。

途方に暮れ、仕方なしに、
泣きじゃくる子どもを
再びチャイルドシートに乗せ、

泣き続ける子どもを横に乗せたまま、
自宅まで、クルマで戻りました。

この時私は、
「しまった・・・もっと近い場所にすればよかった・・・」
と思いました。

「子どものために・・・」と思ってやったことが、
かえって、子どもに苦痛を与えてしまった・・・

私はそう思いました。

それ以後、私は、
自分一人で子守をする時は、
外出するにしても、
近場を選ぶようにしました。

(つづく)


子どもの立場に立って考えてみよう。~公共交通機関での移動をどう考えるか?    


(ふくやまひろし)



2014年1月10日金曜日

【猪瀬直樹】辞職した猪瀬直樹さんへのメッセージ。

辞職した猪瀬直樹さんへのメッセージ。

まずは、一言、「おつかれさま。」
と申し上げておきたい。

1年間だけとはいえ、
大変な職務を遂行されたご功績は、
厳然と歴史に刻まれています。

この1年間の評価は、
数年後にならないとはっきりとはしないかもしれません。

今は、満身創痍。
全ての批判の矛先は、
甘んじて受けなければならないでしょう。

それでは、
猪瀬さんにとってのこの1年間とは、
一体何だったのでしょうか?

いろんな人が色んなことを言っていると思いますが、
私なりの考えを述べさせて下さい。

猪瀬さんにとってのこの1年は、
“天国”と“地獄”を一度の経験した1年間だったのではないでしょうか。

世界的な大都市=東京のトップの座に着いたこと。
悲願であった東京オリンピックが実現したこと。

そして、つまらぬ金銭問題で辞職せねばならなかったこと。

しかし猪瀬さんにとってこの1年は、
あなたの人生の中で大変に意味のある1年であったと思います。

それは、辞任の時のインタビューにもあるように、
この1年はご自身の“傲慢さ”に気づくための1年であったと言うことです。

あなた自身の辞任のコメントの中に、
「傲慢だったと反省している」
との発言があります。

この発言が、この機会に
自分の口から発することが出来るようになったことが、
このたびの出来事の、核心です。

振り返ってみれば、
あなたが副知事の時代にも、
周りの人から「傲慢だ」と言われていましたよね。

知事に当選した時にも、
「猪瀬は傲慢だ」との評価もありましたよね。

しかし人間、絶頂の時には、
そういう批判の声は、なかなか耳に入らないものです。
これは万人に共通する法則ですから、
あなただけが悪いわけではありません。
私たちも、心して行かなければならないことです。

このたびの一連の出来事の中で、
世間で言われていた「傲慢」との指摘を、
ようやく自分で自覚することが出来た。

これこそが、今回のこの出来事の
もっとも大事な意味です。

今回、こういう形で辞任することになりましたが、
これであなたの人生が終わったわけではありません。

政治家としての芽が、
完全にそがれたわけでもないと思います。

つまり、あなたが、
自分自身が傲慢であったことを真摯に反省し、
あなたが謙虚になった姿を
東京都民・日本国民は望んでいると、
わたしは思います。

もう一つ。
あなたは、
「434万人の負託に応えられなかった。」
と仰いました。

たしかに選挙であなたに投票してくれた有権者は、434万人だったことでしょう。
しかし、ひとたび知事に就任したからには、
それは東京都の全ての都民の代表であり、
全ての東京都民の負託があったことに、
思いを致すべきです。

東京といえば日本の首都です。
つまり、日本の顔です。

また世界有数の大都会でもあります。

そういう意味で言えば、
日本国民全ての負託があった、
全世界の人たちの負託があったと
言えると思います。

もちろん政治の世界ですから、
全ての人が納得の出来る政治はできないと思います。

しかし、あなたに投票しなかった人達も、
実はあなたを間接的に支えていた。

そのことに気づくことが、
今後の課題かもしれませんね。

今後またいつの日か、
政治家として活躍する日が来るかもしれません。

その時こそが、
あなたが真の政治家になれる時だと思います。

今回の出来事を真摯に受け止め、
自分の人生の完成に向け、
新たな一歩を歩んで下さい。

(ふくやまひろし)


【参照】

<猪瀬知事辞職>なぜこの時期に… 一問一答