2013年11月17日日曜日

皇后陛下は、日本に「民権意識」が根付くことを願われていらっしゃる。

山本議員の動向をネットで調べているうちに、
宮内庁のHP内にある皇后陛下の以下の文章がたまたま目に入りました。

これを読む限り、皇后陛下は、日本国民の中に、「民権意識」が根付くことを願っておられるように感じられました。

皆さんは、どのように思われますか?


皇后陛下お誕生日に際し(平成25年)
宮内記者会の質問に対する文書ご回答
(一部抜粋引用)
5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。
(引用以上)


「皇后陛下お誕生日に際し(平成25年)宮内記者会の質問に対する文書ご回答」の全文はこちら
(宮内庁のHPに移動します)


(ふくやまひろし)

2013年11月16日土曜日

新聞社はお金のために、 魂を権力に売り渡した。

以下のメルマガは、田原総一朗氏が発行しているメルマガのコピーです。
タイトルは、

【田原総一朗】改めて言う!特定秘密保護法案をめぐる「危ない空気」とは?

となっています。

まずはこちらをお読みください。

(以下のメルマガは、田原総一朗氏の許可なく掲載させて頂いております。
もし、削除の要請があれば、即座に削除させて頂きます。)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■□■□■□■□■□田原総一朗公式メールマガジン■□■□■□■□■□
                                                          2013.11.15
                http://www.taharasoichiro.com

              バックナンバーはコチラからご覧になれます。
               ⇒ http://www.taharasoichiro.com/cms/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


田原総一朗です。

11月11日、僕は鳥越俊太郎さん、岸井成格さん、
田勢康弘さんら、テレビキャスターの仲間たちと
記者会見を開いた。
特定秘密保護法案への反対を表明したのだ。
10月25日号のメルマガでも
特定秘密保護法案について一度書いたのだが、
改めてその危険性を訴えたい。


正直、僕はこんなアブナい法案は、
通らないのではないかと思っていた。
ところが野党の反対もほとんどない。
このままいけば、可決することに
なってしまうだろう。
だが、僕が何より怖いと
思っていることがある。
重苦しい空気が、日本中に
蔓延し始めているということだ。

今回、記者会見を開くに当たり、
僕たちは多くのジャーナリストに
声をかけた。
ところが、10人以上から、
「まったく同意見だし、加わりたいのだが、
自分の名前を出すことは勘弁してくれ」
という返事がきたのだ。

誰もが自由に発言し議論を戦わせ、
そのうえで物事を決めていく。
これが民主主義の根幹であろう。
ところが、特定秘密保護法案への反対表明が、
怖くてできないというメディアの人間が、
僕の周りだけでも、これだけいるのだ。

実は僕たちは、2002年にも
いわゆる「メディア規制三法」への
反対声明を出している。
やはり仲間たちに声をかけた。
そのときは、名前を出せない
と言う者はいなかった。
ところが、今回はまったく雰囲気が違うのだ。
いったい、この「空気」は何なのか。


もうひとつ、怖ろしいと感じることがある。
僕たちの記者会見を、毎日新聞、東京新聞、
そして朝日新聞が記事にしている。
だが、読売新聞、日経新聞、
産経新聞は報じていないのだ。

それぞれの新聞が、どういう立場を
とるかは自由だ。
そもそもメディアが中立的立場を
とるのは無理だ、と僕は思っている。
だが、どのような立場にせよ、
メディアを名乗るならば、
賛成と反対双方を取材して、
十分に議論を戦わせるという姿勢が、
最低限必要なのではないか。
原発の問題にも言えることだが、
反対の意見をまったく報じようとしない。

このようなメディアの姿勢が、
重苦しい空気を生み出し、
日本中に蔓延させているのだと僕は思う。
特定秘密保護法案が通れば、
この重苦しさが、さらに増すのは
間違いないだろう。


この法案の問題点は、以前にも述べた。
まず対象となる「防衛」「外交」
「スパイ活動」「テロ」の4分野が、
きわめてあいまいなことだ。
そして、秘密指定の期間の30年も、
その時点での内閣が承認すれば、
自動延長できるというのも問題だ。
永久に「特定秘密」とされる可能性も
あるのだ。

だが何よりも問題なのは、
「特定秘密」の妥当性を
誰もチェックできないということだ。
「特定秘密」を指定するのは行政機関だが、
その判断をチェックする機能を持つ組織がない。
アメリカにも同様の法律がある。
最高刑も死刑と重い。
一方、秘密の指定についてのチェック機関として、
独立した委員会が2つ存在している。
当然、日本もチェック機能を持つ組織を
作るべきなのだ。


特定秘密保護法案には、いくつも
危うい問題点がある。
だが、これを指摘する報道は
なかなか見られない。
恣意的なのか、忘れられたのかわからない。
なぜこのような大事な点が
抜け落ちた法案になってしまったのか。
今こそ徹底した議論が必要だ。
声を大にして訴えなければならないと
僕は思っている。

~~(以上、メルマガのコピー)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この中で、田原氏は、

今の日本の「危ない空気」「重苦しい空気」の原因は、
「メディア(新聞社)の姿勢だ」

と結論づけている。

日本の新聞が、御用新聞だと言われている。

これは、戦中からづっと続いている。
戦後も、実は根っこの部分では、変わっていない。

それがはっきりとした形で現れたのが、
福島第一原発の事故の報道である。


なぜ新聞社は御用新聞化するのか?

それは、簡単に言うと、お金儲けのためだと、ボクは思う。

今、紙の新聞紙は、購読者数が段々と減ってきている。
しかも、少子化社会で、日本の人口がこの先段々と減ってくるとなると、
新聞の発行部数は、なかなか回復する目がない。

そこで新聞社が考えた生き残り作戦が、

NIEである。

学校で、新聞を使ってもらおうというキャンペーンだ。

そのために、

政府・文科省の批判記事は書かなくなった。

さらに

②今般の消費税の増税に際して、
新聞を除外してもらおうという魂胆だ。


これらの生き残り作戦を成功させようと思うと、
政府の批判はできない。

新聞社自ら、
権力に利用されることを選択したのだ。

たったそれだけのことだと、僕は思う。

新聞社はお金のために、
魂を権力に売り渡したのだ。

と、ボクは思う。

2013年11月15日金曜日

この報道の真実は・・・??~"陛下、山本太郎議員案じる"

陛下、山本太郎議員案じる


宮内庁の風岡典之長官は14日の定例記者会見で、秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡した山本太郎参院議員について、刃物が入った封筒が同議員宛てに届いたとの新聞記事を見た陛下が心配されていることを明らかにした。(2013/11/14-19:20)
~以上、時事ドットコムより引用~


現段階では、
以上の記事が、ネットで流れています。

この記事を見る限り、天皇陛下が、
山本氏に対して、ご心配のお気持ちをもたれていることはわかりました。


しかし、
悪の根源である加害者=「刃物が入った封筒」を送りつけた張本人に対するお怒りのお言葉はなかったのでしょうか?

天皇陛下は何も仰らなかったのでしょうか?

それとも、天皇陛下は何か仰ったのに、宮内庁が発表されなかったのでしょうか?

それとも、報道機関が省略したのでしょうか?

今後の報道を期待したいと思います。

2013年11月12日火曜日

山本太郎議員の処遇と国会の二院制の存在意義

山本太郎氏の行動が、
二院制の"存在意義"の話にまで発展しています。



山本太郎氏の軽率行動から考える 参議院の歴史的価値と二院制の意義


二院制の存在意義を議論するのであれば、
衆議院と参議院の選出の方法=選挙制度を変えるのが最も簡単だと思います。

  ↓  ↓  ↓

首相は「公選制」、議員 は「全国1区の比例代表制 」がいいと思う。

 ↑ こちらでは、一院制と二院制の議論はしていませんが、
(ひろし)的には、一院制で問題は無いと思う。

その理由は、
地方自治体は、一院制で十分機能しているから。


しかし、国政の場合、議会のあり方は、
憲法で規定されているので、

今の二院制を一院制に変更するには、
憲法を改正しなければなりません。


※ 憲法第四十二条  国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する。  


そこで、現在の二院制を前提にするなら、


●衆議院=小選挙区制を基本とする。
●参議院=比例代表制(全国一区)

という制度が望ましいと思う。

ただ、選挙の制度は、
絶対に正しい方法というのはあり得ないので、

その都度、議論しながら、
国民の多くの人が受け入れられる方法を
長い年月をかけて
模索するしかないと思う。


それで、
山本議員の処遇の件ですが、
この問題は、マスコミが騒げば騒ぐほど、
山本氏を"宣伝"する結果となると思う。

国会としても、
法令で除名などが出来ないなら、
今回は静観しておいた方が賢いと思う。

私も、脱原発を願う国民の一人として、
山本氏の活躍を期待したいところですが、
彼の未熟さ故に、彼が自滅することを心配しています。

いろんな意味で、
骨太で賢い議員に成長して頂きたいと思います。


※ いずれにしても、首相の選出方法や議会のあり方は、
憲法改正が避けて通れませんので、
この部分をよくよく議論し、
いずれかの時点で憲法改正も視野に入れておくことが、
必要な時期に来ていると思います。


食材の偽装?だけがそんなに悪いのか?~違法大国日本?

食材の偽装?誤表示?がマスコミで取り上げられています。
 この問題が、日本人の"おもてなし"の精神に反するのではないか? 

との論調も出ているみたいですね。 

しかし、レストランなどで提供される食事の材料(食材)の表示については、 
明確なルールがないそうです。 

ということは、問題の本質は、 
"法制化"を怠ってきた政治にあると言うことです。 

規範意識が高いと言われている日本人も、 
実は、見つからないところでは、 多くのルール違反をしています。
 (又は、黙認しています。) 

 サービス残業、 
クルマのスピード違反、 
クルマの燃費表示、 
など。 

 見つからなければ、 捕まらなければ、 
多少の法令違反やルール違反は、かまわないという風潮があるのも、 
残念ながら事実だと思う。 

これらは、今の段階で、あまり問題視されていないので、 
食材だけがスケープゴートにされているように見受けられます。 

確かに食材の偽装?誤表示?は悪い。 
これを機にキチンと法制化をして、消費者庁に頑張ってもらうしかありません。

 しかし、食材以外の分野でも、 まだまだ表面化していない問題もあるに違いありません。
 消費者庁が中心となって、 食材・食品の適正は表示がおこなわれるよう、 監視を続けて欲しい。

2013年11月5日火曜日

皇室が"開かれた皇室"を演出する以上、 国民(議員も含む)からの不適切な行動は、 排除できない・・・?

今回の山本太郎議員の行動が、物議を醸しています。

国会としても、彼の処遇をどうするかは、
なかなか、頭の痛い問題のようです。

といいますのも、
今回の問題を機にネットで調べてみますと、
過去にも似たような問題
つまり、国会議員による皇室への不適切な行動は、
かなりあるようです。
しかも、そのいずれも、処罰にまでは発展していないようです。

つまり、
皇室が"開かれた皇室"を演出する以上、
国民(議員も含む)からの不適切な行動は、
排除できないからなのではないでしょうか。

仮に、不適切な行動を排除すべく、
何らかの法令を整備したとして、

それは逆に、"開かれた皇室"というスタンスから外れるのではないか・・・

という矛盾にぶち当たるのではないでしょうか。

そこら辺を、
どこに線引き(=法制化)をするのかしないのか?

そういう議論が国民の中に必要なような気がします。


大変に残念だった、山本太郎議員の行動。②~問題の本質とは?

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。


2013年11月4日月曜日

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。②~問題の本質とは?

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。



先日の、"手紙"行為以来、
山本太郎議員に関する話題が尽きない。

「議員辞職」なる言葉まで出てきている。

では、そもそも、
"天皇陛下に手紙を渡す行為"が、どの程度"悪"なのかを、
国民ひとり一人が、きちんと認識する必要がある。

しかしながら、
"天皇陛下に手紙を渡す行為"が、どの程度"悪"なのかを、
判断する基準がない。
つまり、その行為を咎める法令がないということ。

今の日本は、一応は法治国家と呼ばれているので、
国民を処罰する根拠は、"法令"に照らして行うべきだと思う。

もし、今回の山本太郎議員の行為を処罰する法令がないなら、
現段階では、これ以上国会で取り上げるべきではない。

(もしそういう法令をご存知の方がおられましたら、教えていただければ幸いです)

では、
今回の山本太郎議員のような行為を、
今後、容認していいのでしょうか?


そのもっとも決め手となるのは、
皇室自身がどう考えているか?だと思う。

そもそも、天皇陛下も、
手紙をはじめ、国民からの贈り物を受け取ることを、
どう思っておられるのでしょうか?

「モノ」ならいいのか?いけないのか?
「手紙」ならいいのか?いけないのか?
「カネ」ならいいのか?いけないのか?

それとも、
一切のモノを受け取らないのか?

そういう基準を、
国民にキチンと示すべきだと思う。

(そういう基準が既にあることをご存知の方がおられましたら、
教えていただければ幸いです。)

そういう基準がよくわからないから、
「天皇」という制度がある以上、
国民としては、何らかの「思い」(例えば山本議員のような行為者)が出てくるのは
やむを得ないと思う。

天皇陛下が、国民の一部の人を身近に招いて、
直接に接触するような行事(園遊会など)を計画する以上、
様々なリスクを想定しているはず。

最も最悪なのは、
天皇陛下に危害を加える行為だろう。

しかしさすがに、
刃物や爆弾の類は、園遊会などの行事には、
チェックされているに違いない。

それなら、「手紙」はチェックしなかったのか?

おそらく、チェックしなかったから、今回のような問題が起こったにちがいない。

ならば、今回山本議員が渡したモノが、
「カネ」だったら、どうだったのだろう?

これほど問題になっていただろうか?


(例えば、)
------------------------------
「敬愛する天皇陛下に、是非使って頂きたいので受け取ってください」

と言って、「おカネ」を渡す。

(あるいは、身につけていたスカーフやハンカチ、
はたまた、ダイヤや純金の指輪や
イヤリングのようなモノを渡す。などなど。)
------------------------------


しかし実際に、天皇陛下がアノ場面で
「カネ」(や、それ以外のモノ)を受け取ったとしても、
それは、スルーされて、送り主に返還されて終わる話だと思う。

ということは、
今回天皇陛下が受け取った山本議員の「手紙」も、
開封することなく、
そのままスルーして、山本議員に返して、
話は終わりではないでしょうか?


■問題の核心は、【議員】全員の職務怠慢

もし、天皇陛下に「手紙」を渡す行為が、
天皇陛下に危害を加える行為と同等か、
それに近いくらい"悪い"モノであるなら、

それは、キチンと法令で規定されて当然だと思う。

今回の行為を受けて、
そこら辺をきちんと"法制化"すべきとの議論が出るのが、
【国会議員】の仕事だ。

その議論をせずして、
つまり、【議員】としてのお仕事をそっちのけで、

一議員を"懲罰"するなどと言うのは、
【議員】の職務怠慢以外の何ものでもない。

幸いにも、今回の行為は、
天皇陛下に危害が加わるという性格のものではなかった。

ひとまずは安心ではある。

しかし、山本太郎議員の行為が、
そんなに悪いなら、

山本太郎議員の今回の行為を裁くのは、
国民か→(選挙)
裁判所→(法令)であるはずだ。

(ひろし)



2013年11月1日金曜日

大変に残念だった、山本太郎議員の行動。


「山本太郎参院議員が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した」とのこと。




{脱原発}を願う(ふくやまひろし)としては、
彼の活動には、注目をしていました。
(注:全面的に支持をしていたわけではありません。)

彼の行動は、今までも、若干配慮に欠ける部分がありましたので、
少々不安を感じる面もありました。

そういう部分が、
今回、こういう形で現れたものとは思います。



【今回の行為の問題点】~(ふくやまひろし)の考察による。


〈行為の事実〉
天皇陛下に直接、手紙を渡した。


〈問題点〉

1,天皇陛下に直接手紙を渡してはいけないという法令があるのか?

あれば、その法律に照らして処遇すべき。
なければ、特段の処遇の必要はないと思う。

2,議員としての態度について。仮に、1,の法令がなかったとして)

〈疑問〉天皇陛下に自己の主張を述べることが、政治的に何らかの効果があると思い込んでいるのか?

←現、憲法下では、現天皇が国政に何の権限も持たないことは、議員であるなら、認識しておくべきと思う。

②今の民主社会で、政治的意思を実現できるのは、「世論」による。つまり、国民ひとり一人の政治的意思による。

③ということは、「脱原発」という政策を実現したいなら、国民ひとり一人の考え方を「脱原発」の方向へリードし、多数派を構築する必要がある。

④そのためには、議員は国民ひとり一人に対して、何らかの働きかけを、議員の資格を利用して行うべき。
(←天皇の意思で政治が動くようなことがあれば、その方が問題だ。)


〈考察〉

いくら自分の意見が正しかったとして、
それが少数派であったとしても、
一人の天皇に何かを働きかけて、
それを実現させようとすることは、
今の民主社会では認められないことだと思う。

逆の立場に立ってみればいい。

様々な国民が、様々な思想で生活している。
その国民みんなが天皇に手紙を渡すようなことがあったとして、
受け取った天皇はどう判断すればいいのでしょうか?

ということは、
山本氏がどんなに現状を憂えて、
自己の非力を実感していたとしても、
だからといって、天皇になにがしかの力添えを求めることは、
民主社会ではNGと言わざるを得ない。

今までの皇室関係の報道を見る限り、
天皇陛下が、原発事故・放射能の現状をご存じないとは考えられない。

むしろ、そういう現状を十分に承知した上で、
あえて、政治的発言をしていないと考えられる。

私も「脱原発」を願う国民の一人として、
現状は、非常に無力感を感じている。

しかし、「脱原発」は、
一朝一夕には実現できないものと思う。

その実現には、
国民(=人間)ひとり一人の意識の変革が欠かせないからだ。

従って、
例え時間がかかっても、
国民のひとり一人が「脱原発」の意識が確立するように、
情報発信をするしか、
道はないと思う。


今回の山本氏の行動について、議員の間で、「"処分"を求める」声も上がっているようだが、
(ひろし)的には、それは必要ないと思う。

このような彼の行動は、国民が判断(投票行動)すべきであって、
議員同士で云々するべきではないと思う。