2017年1月22日日曜日

【疑問??】産経新聞社の記事こそ偏見?

記事を読んでみると、内容の偏りに愕然とした。

【受験を考える】「公立の教師は質が悪い」先生がテストを受けてみたら? 強烈な公立不信はなぜ起きるのか

1,まずは、タイトル。

「強烈な公立不信」とある。

この記事の中には、「公立不信」がどのくらい「強烈」なのかのデータが提示されていない。なのに、「強烈」と断定してる。

2,次に内容。

《記事の引用》

社会科の教師がロシアの小説『罪と罰』の作者はドストエフスキーだが、誤ってトルストイと説明。娘さんが授業後に間違いを指摘すると、「よく知ってるね」というだけで結局、授業では誤りを修正しなかったという。

 この教師はその後も同様の誤りを連発。娘さんは、幾度も間違いを指摘したが、そのうち、授業中に挙手しても指名されなくなった。そのうえ、「授業態度が消極的」とされ、テストで点数をとっても、成績は低評価だったという。

 こうしたことは、ほかの複数の科目の教師でもあっといい、娘さんはすっかり教師が信用できなくなった-とのことだった。

《引用、以上》

この件が本当なら、まずは教育委員会に訴えた方がいい。片方の被害者の訴えだけを真実と断定し、先生の側の主張が繁栄されていない。公平な判断ではない。

また、もっとも酷い(と思われる)事例だけを提示し、あたかも「公立」全体の問題であるかのような言い方になっている。

3,(ひろし)の経験。
結論的にいうと、「公立の先生もたいへんだなあ・・・」ということ。
先生との懇談などで、(ひろし)も先生に対してぶっちゃけ質問をしたことは多々ある。
その中で、一番お気の毒だなあ・・・と思ったことは、例の「ゆとり」教育だ。

先生の立場からすると、「ゆとり」以前は、「ゆとり」以前の教育を、充実させようと、研修など、必死で勉強していた。しかし上から「ゆとり」の方針が決まると、こんどは「ゆとり」教育を充実させようと、研修など、忙しい毎日を送っていた。
しかし今度は、「ゆとり」も廃止。また新しい方針の下、研修に追われる日々。

という話だった。

他にも、“暗記中心の教育”とか“考えさせる教育”とか、ころころと方針が変わるので、その都度教え方について“研修”とか“報告”とかあるらしい。

(ひろし)的には“お気の毒だなあ・・・”と思うしかなかったが、そいう現状については、産経はどう考えてのだろう?

その先生の話が本当なら、真の原因は、文科省であり、文科省を動かす“世論”ではないか?

「公立」中学と「私立」中学では、基本的に寄って立つベースが違う。だから“受験”だけに単純化して、「強烈な公立不信」と断じるには、記事内の情報は不十分だと思う。

(ひろし)も長いこと先生と付き合ってきたが、それまでの予想に反して、なかなかがんばっておられる姿にちょっと感動というか、オドロキであった。記事にあるように、公立の先生って、ちょっと劣るんじゃないかとか、サボってるんじゃないかとか、うすうすこころのそこに思ってたんだが、(ひろし)の周りには、それはなかった。むしろ、よく子どものことを見てくれていて、“ありがたい”という感想だ。

もし本当に、記事中に登場する先生が、本当にあのようであるなら、それは、教育委員会などに、キチンと苦情を言った方良い。最近は、学校側が「学校評価」を保護者に求めている。そういう仕組みもあるのだから、キチンと訴えてみたらどうだろう。

特に
《引用》
娘さんは、幾度も間違いを指摘したが、そのうち、授業中に挙手しても指名されなくなった。そのうえ、「授業態度が消極的」とされ、テストで点数をとっても、成績は低評価だったという。
《以上。強調は(ひろし)

という部分は、「積極的に授業に取り組んだのに、評価が不当に低くされた」ということだから、キチンと教育委員会に訴えた方がいいと思う。具体的に、自分の点数は何点、周りの生徒の平均点は何点、同じ点数を取っている生徒は、成績がいくら。自分はいくら。だから不当に低い評価ではないか?と教育委員会に訴えた方がいいと思う。また他の生徒の点数などは、生徒の側が調べることがムズカシイでしょうから、よけいに中立的に判断して自分の評価が妥当であったかどうかを、教育委員会に調べてもらってはどうか?それでも調べてくれなかったとなると、それは教育委員会の問題でもあるのではないか?

みそくそ一緒にしないほうがいい。

それと、さらに不可解な点が・・・

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