最近、「友達はいらない」的な発言をするタレントが増えて来たと思う。
以前は友達は多い方がいいとか、友達が多い方が幸せだとか、そんな記事が多かった。
タモリの「友達なんかいらない」に橋田寿賀子が共感する理由
しかし突き詰めてみると、結局は“友達”の定義によるんじゃないかと思う。
だれだって自分に都合のいい友達はたくさんいてほしいし、都合の悪い友達はほしくない。
しかし、自分に都合のいい友達だと思っていても、いつか、都合が悪くなったり、その逆もある。長い人生を経験していると、そういうことに出くわす。
それで結局、自分に都合のいい人間だけを自分の周りに集めておくことが不可能だと言うことに気づく。
そうなると、自分の周りに人間を置きたくなくなってくる。(これが熟年離婚の理由でもあると思う。)
実を言うと(ひろし)も、“友達はいらない”派だ。(ひろし)の場合は若いときからだが。
しかし、人生の先輩達が、“友達がいないのは人間じゃない”的なアドバイスが多々あったので、なんとか友達を作ろうと努力してきた。しかし結果的には友達はたくさんはできなかった。
友達ができない理由を探してみると、“他人が信用できない”ということにつきる。昨日まで味方だと思っていた人が、急に敵になったり、逆もあったり、結局信用できない。だから付き合わない方がキズが浅くて済む。そういう気持ちだった。
ところが、じゃあ“自分は信用できる人間なのか?”と問い詰めたとき、“自分ですら信用できない人間である”ことに気づいた。自分は他人を信用できないと言っているが、よく考えてみると自分だって他人から信用されるような人間ではない。
つまり、自分も含めて、他人も“どうせ人間なんか信用できないんだ”と思うと、かえって気持ちがすっきりした。信用しようと思うから裏切られたときにハラが立つ。はじめから“この人も裏切るかもしれないね・・・”と思いながら人と付き合うと、実際に裏切られても、特にはハラは立たない。
そう思うと、人とのお付き合いが、楽になった。自分だって他人を裏切ることがあるんだから、他人なんか信用できない。だから最初から信用せずに付き合う。
これ、楽でっせ~~~
とは言うものの・・・・
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