2016年12月17日土曜日

自分が「相対的貧困」だと感じる高校生が読む記事。②~(ひろし)のアドバイス

(ひろし)のアドバイス

まずは、他人から支援を受ける前に、自分にできることはないかを考える。

1,収入を上げる方法を考える。(ひろし)が子どもの頃には、家計を支えるために、自分の欲しいものを買うために、新聞配達などをしたものです。もちろん勉強との両立が大事ですが、限られた時間で、勉強やバイト、クラブ活動や趣味など、いろんなことをいっぱいやろうとする、できる力、そういう力は、オトナになって役に立ちます。

もし本当に貴方がお金に困っているなら、学校の先生にバイトの許可をもらいましょう。本当に貧困な家庭の生徒のバイトを禁止する学校があったら、そっちの方が問題です。

2,次に、今の生活から、支出を削減する方法を考えて実践してください。景気が良い時代に、支出が散漫になったまま、収入が少なくなってもずるずると無駄遣いがある可能性はありませんか?自由経済とは、景気には波があると言うことです。景気が良いときには、景気が良いときのお金の使い方があります。景気が悪くなったら、悪くなったときのお金の使い方があります。これを見極めるのが自由経済です。もしあなたが「生活がくるしい・・・」と感じているとしたら、「世の中の多くの会社も売り上げが上がらなくて困っているんじゃないか・・・」とか「だから給料が払えなくて困っているんじゃないか・・・」とか、考えて見てください。今の多くの会社は、どうやって経費を削減しようかと、苦心しています。いまの時代を生き残れるのは、経費削減ができる会社だと言っても過言ではありません。あなたも、家庭の経費削減に挑戦してみてください。

3,つぎに上の2のためにも、行政・民間の“無料”サービスを利用してみてください。どんなサービスがあるかよく分からない場合は、とりあえず市役所にでも、電話してみてください。まずは「お金がなくて困っている」ということを伝えてください。次に、具体的にどのように困っているか伝えてください。病院や学校、弁護士の無料相談など、意外と“無料”のサービスがあります。

4,②の進学について、貴方がもし「進学ができない」理由が本当にお金だけの問題なのか、よく見つめ直してみてください。たとえば、学費がより安い学校はないか?本当にその分野が自分に向いているのか?そもそも“進学”すれば、自分の人生、なんとかなるとお考えなのか?つまり、一言で“進学”と言っても、その中身は、本当に様々なのです。イメージだけで“進学”にこだわるのではなく、自分の人生全体を構想して、可能な進路を選択すること(就職することも含めて)は、アリだと思います。高卒でも、良い職場に恵まれ、夜間大学や通信大学で学歴を積み重ねている人もいます。また、社会人になってから、自分のお金で専門学校などに入学し直す人もいます。いろんな選択肢があるのです。

5,③の“満足な学習をうけられない”について。貴方にとって、満足な学習とは何ですか?今の学校では満足な学習が受けられないのですか?もしそう感じているのでしたら、まずは、学校の先生に“私はもっと勉強したい。どうしたら良いか?”と相談してみてください。「○○大学に行きたい。どういう勉強をしたらいいですか?」と相談してみてください。それで、十分な回答が得られないようでしたら、教育委員会にその旨を伝えてください。それでも解決しないなら、そのこと自体が大問題です。今、せっかく学校に通っているのでしたら、その学校枠内で十分な学習が補償されていないということは、先生方の怠慢以外のなにものでもありません。

6,④の“友達と遊びに行けない”とありますが、そもそも友達がいないと不幸だという考えは当てはまりません。“友達はいらない”と公言するタレントもいます。(ひろし)には“友達”と“遊ぶ”という発想自体がありません。それでも、不幸だと感じたことはありません。じゃあ、友達と遊びに行くとは、具体的にどういうことなのですか?映画に行くことですか?買い物に行くことですか?それは、今じゃなければいけませんか?その買い物は本当に生活に必要なものなのですか?そのお金、その時間は、勉強に回した方が進学には有利なのではないですか?貴方を誘ってくるお友達は、どんな境遇の人ですか?進路の希望はどうなのですか?率直に言って、貴方のためにならない人なら、お付き合いをやめればいいのではないですか?(これはオトナの世界でも同じようなことはあります。)

まとめ

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