2015年5月5日火曜日

「安倍首相米議会演説」はこう読め。2~安倍総理の訪米の目的は、アメリカとの同盟関係を明確にすることであった。

3,安倍総理の英語力は、恥か?

恥かどうかは、見る立場による。

今回の安倍総理は、アメリカとの同盟関係を明確にする意図があったので、英語力の云々は関係ない。むしろ、たどたどしい方が、主従関係がはっきりするので、アメリカ側も好意的にとらえたのではないか。また、日本人が英語で発表する際に、ネイティブである方が良いとする価値観も、実はいろんな考え方がある。それは、中途半端にネイティブよりも、いっそうたどたどしい方が、相手も出方が判断できていいという考え方だ。日本人が流ちょうな英語を話せば、相手は“話せる”ということを前提に、ネイティブをまくし立ててくる。しかしたどたどしければ、相手もそれに合わせて、しゃべり方を変えてくるという考え方だ。

私はこの考え方に賛同する。日本人が、中学校から大学まで、学校で英語を習っていながら、現実にはなかなか英会話が上達しない理由に、このネイティブ信仰がある。ネイティブでないと、相手に伝わらない・・・ネイティブでないと、相手に通じない・・・ネイティブでないと、恥・・・という考え方が根底にあるので、いつまでたっても会話ができるようにならない。
この点、安倍総理がへたくそに英語をやってくれたおかけで、“ああ、あんなんでいいんだ・・・”という思考回路の変化が国民の中に起こって、未熟でもどんどんと英語を話そう、という風潮が広まることはいいことだと思う。

よく東南アジアなどで、英語を話す日本人に対して、現地の人は“貴方は韓国人ですか?”ときかれることがあるらしい。つまり、日本人は恥ずかしがってなかなかしゃべらないが、韓国人は未熟でもどんどんとしゃべってくる。日本人がしゃべっていても、現地の人は、“韓国人?”と思うらしい。そういう面は韓国人を見習うべきだ。

4,官僚が書いた原稿を棒読みした、顔を上げるなどのト書きがあった。ことについて。

(つづく)



0 件のコメント:

コメントを投稿