【組体操】は止めた方がいいと思うもう一つの理由。
“組”体操である以上、一人ではできない。
二人でも、あまり、“組”体操とは言わない。
やはり、十数人とか、数十人とか、
場合によっては、100人規模になるらしい。
ということは、
そんな大勢の人間を動員する以上、
そこになんらかの“組織”が必要となる。
組織とは、
つまり、人を上と下にして、
役割分担させ、
全体として、その目的を果たすもの。
そこに参加する動機がある人は、
それでいいでしょうが、
動機がない人を、
ムリヤリ参加させるのは、
やはり止めるべき。
組体操に意味を見いだし、
それに熱心に取り組んでいるのは、
キタ挑戦とか、どこぞの宗教団体とか、
“組織”の力を誇示する場として利用されている。
「こんなにもたくさんの人間が、
“組織”のために集結している。」
「だから、おれたちの組織は優れている。」
「だから、オレたちの思想は正しい。」
そういう宣伝のためにつかっていた。
私もかつて、そんなビデオを見せられたり、
自分も参加したこともあるが、
それはそれなりに、
意義もあったと思うし、
そのときは、充実感もアリ、
感動もしたものだ。
しかし、あとになって冷静に振り返ってみると、
やはり、「だれかのため」にやらされていたという
気持ちだけが残った。
何のための【組体操】なのか?
誰のための【組体操】なのか?
そこら辺を突き詰めていけば、
やりたくない人に強制的にやらせる理由は、
やはり、見出せない。
(ひろし)
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