2019年10月13日日曜日

【東大】【上野千鶴子】そもそも、どんな人を結婚相手に選ぶか?~青年期だからこその悩み。#女性 #結婚 #離婚 #上野千寿子 #東大

そもそも、どんな人を結婚相手にえらぶか?という、そもそもの問題がある。

しかし、それよりも大事なのは、相手をえらぶ、という問題の前に、自分がどんな人間になるのか?という問題のほうが先ではないか?と思う。

というのも、あなた自身が完成していなかったら、未完成な目線で相手をえらんだとしても、のちのちに違和感、ひいては性格の不一致に発展しかねないからだ。

そもそも人間の結婚適齢期とは、人間の一生のスパンのなかでは、いわゆる青年期とよばれ、いまだ未完成の時期に相当する。つまり、未完成の人間が、未完成の人生観・人間観で結婚相手を選んだとしても、壮年期(完成期)になるにつれて、自分の価値観や生き方が固まったころには、人間=結婚相手を見る目がかわってしまうことは、多々あるのだ。これが離婚の原因の一つにもなっている。

むかし(ボクらの親の時代)、女性が男性を選ぶという考え方は、まだまだ主流にはなってはいなかった。お見合いの席で初めて会った男性と、そのまま結婚。というケースはごく普通だった。結婚したあとにいろんな話をきかされて、ビックリさせられたとしても、それでも辛抱するのが当時の世相だった。

女性もそれが当たり前で、それ以外の選択肢(離婚するとか)が、思考回路の中になかったので、多少、いや、多々、性格の不一致があったとしても、女性のがわが辛抱してきた。男性に尽くしてきた。だから結婚生活が維持・成立してきたのだ。そんな家庭環境の中でボクらは育ってきたのだ。

しかし最近、熟年離婚なる現象もでてきたのは、女性が高齢になって、「自分にも「離婚」という選択肢があるのだ」ということに気づき、それを実行できるようになったからだろう。高齢男性の側は、まさか自分の女房がそんな離婚だなんて考えているという発想すらないから、「晴天の霹靂」ということになるのだ。

翻って、現代の女性はというと、最初から「離婚」の選択肢・可能性があるわけだから、離婚のリスクを想定すれば、相手選びには慎重にならざるをえない。場合によっては、適齢期のあいだに相手をみつけられない・・・ということになりかねない。(ひろし)のまわりにも何人かはそういう女性もいる。(しかしなかなか、結婚しなかった理由をたずねるのは、できない話だが・・・)

となると、どんな男性を選ぶのか?
どんな結婚相手を選ぶのか?

これは、非常に難しい問題である。

しかしだからこそそれよりも大事なのは、女性自身が(もちろん男性もそうだが)、自分自身がどんな人間になるのか?なりたいのか?成長したいのか?自分の中の人間としての完成形はどうなのか?

そこがはっきりしていないと、相手を選ぶ基準が定まらないと思う。

ps、
ある適齢期の女性から、「じゃあ、(ひろし)さんはどうやって今の奥さんと出会ったのですか?」

と聞かれたことがある。

そう問われてみると、さすがの(ひろし)も返答に困って、しばらく考えていたのですが、結局、
「ああ~~~・・・「運命」ですね・・・」
と言うしかなかった。

するとその女性は、
「やっぱりそうかあ・・・・・」
と言ったきり、だまってしまった。

・・・ん?なにか、言ってはいけないこと言ったかしらん?

(つづく)→で結局結論はどうなんやねん??

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