2014年3月7日金曜日

"恒例 "が止められない日本人 ・・・1(「恒例」が生み出した痛ましい駒大生の死亡事故 )


<水難事故>駒大生死亡「痛恨の極み」…学長が記者会見


駒大の吹奏楽部の学生が、2人も亡くなった。

「飛び込みは恒例行事だった」との発言もあるようだ。

この発言が本当だとすれば、
「止めよう」という意見は今まで出なかったのか?
という疑問が出てくる。

また、当事者も、
「危ないから止めよう・・」
とは思わなかったのか?

組織に所属すると、
その組織の習慣・しきたりに反対・拒否できない"力学"が働く。

この力学は、良い面悪い面がある。

良い面とは、(部活などで言えば)
今までの自分の殻を破る外的な力となり、
自分だけの力ではどうしようもできなかった
秘めた力を引き出す事がある。

悪い面とは、
今回の死亡事故のように、
成果とは別に、重大な事故・事件・法令違反を
引き起こす事にもなりかねない。

古い話では、戸塚ヨットスクールの死亡事故が、
わかりやすいと思う。

この事件も、世間ではずいぶんと「暴行事件」として騒がれたが、
なんと、このスクールを支援する会もあるようだ。



つまり、このような類の教育方針を支持する人たちが、
少なからず存在するということ。

こういう教育方針を支持する人たちに共通している考え方は、
「軍隊主義的」な行動様式を良しとしている事。

もっと言えば、
「昔は良かった・・・」と、
戦前・戦中の教育方針を懐かしむ方達だ。








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